弁護士

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差押え(さしおさえ)

差押えとは、債務者の特定の財産について法律上又は事実上の処分を禁止し換価(お金に換えること)できる状態におくための手続を指します。

広い意味では定められた目的を達する準備として特定の財産などを強制的に拘束するために国が行う権力行為であるとされ、民事執行法上の差押え、刑事手続の差押え、行政法上は国税徴収法による滞納処分に対する強制徴収の手続としての差押えなどがあります。

国税徴収法では納付の期限までに完納しない第二納税義務者(一般納税義務者)に対し納付の期限から50日以内に納付催告書(督促状)を発する(国税徴収法第32条)と定められており、その督促状を発した日から起算して10日を経過した日までに完納しないとき、徴収職員は滞納者の国税につきその財産を差押えなければならない(同法第47条)とされています。

刑事手続による差押えは、通常、捜索差押許可状によって捜索と同時に行われることが多くいわゆる押収と呼ばれているものです。

民事執行法上の差押えは債権者の権利を実現させるために、国が行う財産の処分禁止措置で、執行の目的物によってその方法も異なっています。不動産の差押えは執行裁判所が強制競売の開始決定をし、その開始決定において債権者のために不動産を差し押さえる旨を宣言し、債務者に開始決定が送達されたときその効力が生じます(民事執行法第45条)。

裁判所書記官の嘱託による差押えの登記がその開始決定の送達前にされた場合においては登記がされたときにその効力が生じます(同法第46条)。いずれも債務者、滞納者等の意思にかかわりなく行われる強制処分で、国は執行権に基づいて差押え財産を換価する権利を有することになりますが、所有権そのものが国に移転するわけではありません。

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