弁護士

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心神耗弱(しんしんこうじゃく)

心神耗弱とは、精神上の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分であることを指します。

刑法ではその状態にある者を心神耗弱者とよんでいますが1999(平成11)年の民法改正によって民法上に心神耗弱者という表記はなくなり、心神耗弱を原因とする準禁治産の宣告を受けた準禁治産者についても心神耗弱者同様条文に表記されず精神上の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分である者は被保佐人とみなす(民法第11条・12条)と改められ戸籍への記載も廃止されています。

同様に心神喪失を原因とする禁治産の宣告を受けた禁治産者についても心神喪失者同様条文に表記されず精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者は被後見人とみなす(民法第7条・8条)と改められ戸籍への記載も廃止されています。

心神耗弱や心神喪失という言葉を裁判報道においてしばしば耳にしますが、それらに明確な基準や定義というものはなく典型的な精神障害とされる統合失調症のように幻覚や妄想を伴うものや、知的障害その他の精神障害についてもその症状や程度がどのようなものであるか精神科医によって慎重に検討されます。

また麻薬や向精神薬など薬物の影響によるもの或いは過度の飲酒による酩酊状態が引き起こす意識障害などの場合でも心神喪失と判断されることもあります。心神喪失は物事を判断する能力が全くないという解釈がされるため、刑法第39条に心神喪失者の行為は罰しないと規定されているように一切罪に問われることはありません。一方心神耗弱の場合は判断能力が著しく不十分であるだけで0ではないということから刑法第39条では心神耗弱者の行為はその刑を軽減するとされ、減じられた一定の刑罰が科されます。

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