弁護士

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非常上告(ひじょうじょうこく)

非常上告とは、検事総長が最高裁判所に対して行うもので、刑事訴訟における判決が確定した後に、その事件の審判が法令に違反したことを理由として判決の是正を求める申し立てのことです。(刑事訴訟法第454条(以下「法」といいます))。

非常上告は、刑事訴訟において裁判官が法令の解釈を誤認するという例外的な事態への対処として設けられている制度で、刑事裁判手続における法令違反の是正を究極的な目的とする非常救済手段としての性格を有しています。

このため、非常上告の申立てを行うことができるのは、刑事訴訟における公判維持について責任を有する検察官の最上位に位置する検事総長に限定されています。

また、非常上告の判決は、原則としてその効力を被告人には及ぼさないこととなっています(法第459条)。

ただし、原判決が法令に違反し、そのため原判決が被告人にとって不利益であるときには、これを破棄して、被告事件についてさらに判決をすることとされています(法第458条1号ただし書)。

具体的には、法律上は最高刑が罰金10万円となっているにもかかわらず、求刑・判決とも罰金20万円 となり、被告人が控訴・上告等をせずに判決が確定してしまった場合に、非常上告により判決を訂正させるようなケースが該当します。

通常、判決文の中に明白な誤りがあったとしても、当事者が上訴しなければ訂正はできません。しかし、当事者の上訴の意思とは無関係に原判決を破棄できる点が、この制度の特徴です。

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