弁護士

  • ブックマークサービスに追加»
  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに追加
  • livedoorクリップへ追加
  • Googleブックマークへ追加
  • niftyクリップへ追加
  • fc2ブックマークへ追加

履行勧告(りこうかんこく)

履行勧告(りこうかんこく)とは、家事事件の調停や審判などで家庭裁判所が決めた取り決めを守らない人に対して、家庭裁判所が義務を実行するように説得や勧告する制度です。

履行勧告は、権利者からの申し出によって家庭裁判所が履行状況などの調査をし、履行されていない事実を確認できれば、義務者に履行勧告書を送付したり、義務者を家庭裁判所に出頭させて勧告を行ったりしますが、法的な強制力はありません。

履行勧告に類似したものとして履行命令(りこうめいれい)がありますが、これは家庭裁判所から義務者に義務を実行するように命令する制度です。

家庭裁判所が義務者を呼び出して陳述を聴き、義務を怠ったことが明白でその履行が可能だと判断すれば、履行命令書を出しますが、この場合には、義務者が正当な理由なく相応の期間内に命令に従わないときは10万円以下の罰金が課せられます。
ただし、履行勧告と同様に法的な強制力はありません。

義務の履行のために義務者の財産を差し押さえる等の法的な強制力を持たせるには、強制執行の手続きを行う必要があります。

履行勧告や履行命令が行われる例として、離婚に伴って生じた慰謝料、財産分与や子供の養育費等の支払いが滞った場合等があります。

ちなみに、調停、審判で決められた養育費がスムーズに支払われるようにするために寄託制度(きたくせいど)が利用される場合があります。

これは、義務者の申し出によって、家庭裁判所が義務者から権利者のために金銭の寄託を受けて権利者に交付するものですが、当事者の合意が必要です。

スポンサード リンク
[↑]ページの先頭へ

運営者・お問い合わせ  プライバシーポリシー
Copyright(c) All Rights Reserved.