仕事に行きたくない・辞めたい場合の原因とおすすめの対処方法

2024.04.19
仕事に行きたくない・辞めたい場合の原因とおすすめの対処方法

仕事に行きたくない、働きたくないと考える時は社会人なら誰しもあるでしょう。

毎朝仕事のことを考えると憂鬱になったり、仕事を辞めたいと考えたりするのは辛いものです。

しかし、無理をして仕事を続けるのは身体的にも精神的にもおすすめできません。

仕事に行きたくないと感じる時の対処法を紹介しています。

また、年代別に仕事のモチベーションややる気が出ない時の対処方法も紹介していますので、参考にしてみてください。

目次

社会人が仕事に行きたくないと感じる代表的な5つの理由

仕事に行きたくない、仕事を辞めたいと毎日考えてしまうのは甘えではと不安になるかもしれません。

しかし、仕事で悩んだり、上手く行かなかったりした場合には誰でも不安やネガティブな気持ちになるでしょう。

仕事に行きたくない理由について理解しておくことが重要で、代表的な5つの理由を紹介します。

仕事に行きたくない理由が分かると対処方法も分かるので、気持ちが楽になるでしょう。

仕事量が多くストレスが溜まる時

仕事量が多くいくら仕事をこなしても終わりが見えないない場合は、仕事を頑張る気力が失われてしまいます。

プライベート中でも仕事のことが気になってしまい、充分に疲れが取れない時もあるかもしれません。

自分のキャパを明らかに超えている仕事量を任された場合には、素直に仕事量を減らして欲しいと上司に伝えましょう。

まずは、自分の素直な状態を周りに伝えてみることが重要です。

もし、改善しない場合には職場環境を変えることも検討してみてもいいでしょう。

人間関係が上手くいかず職場に行きたくないと感じる時

職場で大きな悩みとなりやすい原因の一つは、人間関係です。

人の性格には合う、合わないがありますが、苦手な人だからといって職場の人との関わりを断つことはできません。

その時には、仕事だからと割り切るのも1つの手です。

必要最低限の会話だけに留めたりと交流や会話などを最低限にして、割り切った付き合いがおすすめです。

疲れやストレスが取れていない時

残業が多かったり、お昼休憩が取れないほど忙しかったりと日々の業務の疲れやストレスが取れないのも原因の一つです。

残業が多いと生活も不規則になりがちで、疲れた体が中々休まらずに疲れやストレスが溜まっていってしまうでしょう。

有給休暇を取得したり、上司に相談して早く帰れる日を作ってもらったりとゆっくり休める時間の確保が重要です。

仕事にやりがいがなくルーティンワークになってしまっている時

仕事に慣れてくるとルーティンワーク化できる業務が多くなり、仕事にやりがいを感じなくなることもあるでしょう。

仕事にやりがいがなく仕事のモチベーションが下がると、仕事したくないという気持ちが強くなってしまいます。

仕事にやりがいを感じない時には、原因を深く考えてみるのがおすすめです。

例えば以下の原因に当てはまっていないかを確認してみましょう。

  • ルーティンワーク業務が多すぎる
  • 仕事が好きでない
  • 自分の性格や能力に合わない
  • 成果と報酬が見合わない

原因を分析して、上司に他の部署に移動させてもらえないか相談したり、転職を検討したりと悩みを解決するための行動が必要です。

理由はわからないが、なんとなく体の調子が悪い

体調が万全でない場合も仕事に行きたくない、働きたくないと考える原因になる場合があります。

睡眠不足が続いていたり、なんとなく体がだるいなどは、発熱や怪我と違い、様子見をして体のサインを見逃してしまいがちです。

体の調子が悪い時には、体のケアと精神のケアが必要です。

社内に健康やメンタルの相談ができる場所がある場合には、相談するのがおすすめです。

もしくは、1度医療機関を受診して体の調子が悪い原因をしっかりと解明しておきましょう。

毎日仕事に行きたくないと感じる場合の年代別の対処方法

仕事に行きたくない、働きたくないと感じる理由は年齢や状況で人それぞれです。

年代によって仕事に行きたくない、働きたくない場合の対処方法は変わってきます。

そのため、これから紹介する年代別の対処方法を参考にしてみてください。

若い20代は転職を前向きに検討してみよう

20代は若く仕事に行きたくないという気持ちが強い場合には、希望の仕事や興味のある仕事に挑戦してみるのがおすすめです。

30代や40代になってからではできない挑戦も20代では挑戦することに価値があります。

仮に挑戦した結果が悪くても20代での経験は、その後の仕事観やキャリアプランに大きな影響を与えるでしょう。

毎日会社に行きたくないと考えてしまう場合には、興味のある分野だけでなく未経験の分野でも転職を前向きに検討してみるのも一つの手段です。

参考:20代や新卒で「仕事に疲れた」「会社を辞めたい」と感じたら。後悔しないための判断基準 マイナビ

30代の転職は経験やスキルを活かせるかを考えて早めに行動する

30代になるとある程度仕事にも慣れており、後輩の指導をしたり役職に就いたりと責任のある仕事を任されるようになります。

責任のある仕事を任されることで仕事に意欲的に取り組める人もいるでしょう。

しかし、責任が増えるだけで給料が上がらなかったり、頑張りを評価されなかったりと仕事を続けるか迷う時もあるでしょう。

30代で仕事に行きたくないと感じる時は、早めに行動してみるのがおすすめです。

積極的な行動が新たな仕事のきっかけにつながったり、その後のキャリアプランの参考になったりと良い影響をもたらしてくれるでしょう。

参考:30代で仕事を「辞めたい」「疲れた」と感じたら…対処法や確認すべきポイントを紹介 – CANVAS|若手社会人の『悩み』と『疑問』に答えるポータルサイト

40代と50代は転職よりも現状の改善を図る

40代と50代は社会人経験が20年以上と長く、会社だけでなく社会の仕組みや流れも理解している年代です。

仕事だけでなく親の介護や子どもの成長など、さまざまなライフスタイルの変化も起きる時期です。
働きたくないと感じていても、実際には仕事内容よりも家庭やプライベートの悩みが仕事のモチベーションに繋がっている場合が多くあります。

仕事や家庭の忙しさから離れる時間を少し取ってみることで、なぜ仕事したくないのか考える時間が必要です。

もし、仕事をしたくない原因が仕事に関係する場合には転職も検討する必要も出てくるでしょう。

しかし、長く勤めた会社で身に付けた経験やスキルが他の企業で活かせないかもしれません。

40代や50代の場合は、安易に転職をしてしまうのはリスクが高いので、現状の改善を図れないかをまずは考えてみましょう。

朝に仕事に行きたくないと感じた時の3つの対処法

朝に仕事に行きたくないと感じた場合の3つの対処方法を紹介します。

仕事に行きたくないと感じた時には、仕事を休むという選択肢以外もあります。

朝に仕事に行きたくないと感じた時には、参考にしてみてください。

仕事に行く前に気持ちの切り替えをする

まずは、仕事に行く前に気持ちの切り替えを試してみる必要があります。

気持ちの切り替え方法は、主に以下の方法がありますので、自分で取り組みやすい方法を試してみましょう。

  • 散歩をする
  • カフェに寄ってみる
  • 朝ごはんを食べる
  • 早寝早起きをする

気持ちの切り替えをする上で重要なことは、いつもと違う朝を過ごすように心掛けることです。

いつもと違う朝を迎えることで、新鮮な気持ちで仕事に取り組める可能性があります。

仕事終わりのご褒美を決める

仕事終わりのご褒美を決めるのも簡単にできて効果がある方法です。

今日1日頑張れば楽しみが待っていると考えれば、仕事を頑張る活力になるでしょう。

自分が楽しみと思えるご褒美であれば、何でも構いません。

仕事を頑張った分、ご褒美があると思えば気持ちの切り替えもできてリフレッシュできるでしょう。

仕事を休む

どうしても気持ちの切り替えができずに仕事に行くのがきつい場合には、仕事を休むのも一つの手段です。

モチベーションがなく無気力の状態で仕事に行っても、ミスやトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。

無理に出勤して業務に悪影響を及ぼす可能性があるならば、1日ゆっくり休んだ方がいいでしょう。

もし、仕事が回らなくなるのではと不安になる場合は上司に相談してみるのがおすすめです。

どうしても仕事・会社に行きたくない時の対処法

これまでに紹介した仕事に行きたくない時の対処方法を試してみてもダメな場合もあるでしょう。

どうしても仕事・会社に行きたくない時は、1日休むくらいなら問題はないはずです。

しかし、何日も仕事を休むわけにはいかないので、これから紹介する対処方法を試してみましょう。

休職できないか上司に相談してみる

身体だけでなく、心や精神などメンタル面が疲れている場合には休職してみるのも一つの方法です。

休職してゆっくり休むことで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

身体も心も健康な状態になれば、また元気よく働ける可能性があります。

実際に休職したい場合には上司に事前に相談してみることで、休職できるように取り計らってくれるかもしれません。

休職できる理由や休職の届け出方法は会社によって違うので、事前に確認しておくのがおすすめです。

うつ診断を試してみてうつ病になっていないかを調べる

仕事から受けるストレスやプレッシャーで、仕事に行くのが嫌になることがあるでしょう。

仕事に行きたくない、辞めたいなどを常に考えてしまう場合や、仕事以外でも何も楽しめない場合には注意が必要です。

他にはしっかりと睡眠が取れない、食欲がない、疲れが取れないなど身体的な症状が現れだしたら、うつ病を疑ってみましょう。

また、うつ病診断も病院でなくてもネット上で診断できますので、忙しい人でも診断ができます。

参考:こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省

仕事が憂鬱だったり今の仕事を続けるか迷っていたりする時の対処法

今の仕事を続けるか迷った時に判断基準が分からずに困ってしまうこともあるでしょう。

仕事を休んだり、気持ちを切り替えてみたりとさまざまな方法があります。

しかし、仕事を休んだ翌日に憂鬱な気分になってしまっては仕事を続けていくのは難しいでしょう。

今の仕事を続けるか迷っている場合の対処方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

退職したい理由を整理してみる

会社を辞めたい、会社に行きたくないと考えてしまう理由を整理しましょう。

退職したい理由が、今の会社に居ても解決できるかどうかを考える必要があります。

例えば、自分の考え方を変えたり、仕事に対しての取り組み方を工夫したりなどが挙げられます。

また、今後のキャリアプランを考えた際に、転職をするのが本当に良いのか、それとももう少し続けるべきかを考えてみましょう。

もし、このタイミングでの退職は転職活動に不利になると感じたら、もう少し今の職場で頑張ろうと気持ちの切り替えができるかもしれません。

家に居たい気持ちが強い、職場への拒否反応が強いなど精神的に負担がかかっていないかを確認する

仕事に行きたいと思えずに家に居たい、職場に対して拒否反応が強いなど精神的に負担がかかっていないかを確認するのも重要です。

うつ病や統合失調症などの精神疾患は、甘えでなく誰しもがかかる可能性がある疾患です。

普段と比較して体がだるく疲れやすかったり、やる気が出なかったりなどの変化には注意するようにしましょう。

気になる身体の不調や症状がある時には、なるべく早く精神科や心療内科などの受診を検討する必要があるでしょう。

参考:診察の流れ | うつ病の情報・サポートサイト こころの陽だまり

仕事への不満やモチベーションの低下は、プロフェッショナルであっても避けられない現象です。特に、長期間にわたって同じ環境で働き続けることは、精神的な疲労を増加させる原因となります。しかし、このような状況から抜け出すための対策や方法が存在します。続いて仕事を辞めたくなる心理的背景と、そのような状況をどのように乗り越え、前向きな転職活動につなげるかを探ります。

仕事を辞めたいと思う主な理由

  • 達成感の欠如:仕事の日々のタスクがルーティン化し、新たな挑戦や成長が感じられない場合、モチベーションの低下につながります。
  • 過重労働:長時間労働や休日出勤が常態化していると、身体的・精神的疲労が蓄積され、仕事に対する意欲を喪失します。
  • 人間関係の問題:職場の人間関係がストレスの源となることも少なくありません。特に上司や同僚との対立は、職場での居心地の悪さを感じさせます。
  • 報酬の不満:労働の対価としての報酬が期待に応えない場合、自己価値を低く感じ、職場に対する不満が高まります。
  • キャリアの停滞:昇進や昇格の機会が少なく、キャリアが停滞していると感じると、将来に対する不安が増大します。

これらの問題をどう乗り越えるか

こうした問題に直面したとき、多くの職場では対策が取られていないのが現実です。しかし、自己啓発やキャリアチェンジを検討することで、これらの問題を克服することが可能です。

  • 自己啓発の推進:新しいスキルを学び、資格を取得することで、自身の市場価値を高め、職場内外での選択肢を広げることができます。
  • 転職の検討:現在の職場が自己実現に合わないと感じた場合、転職を検討することも一つの解決策です。転職エージェントの利用などが有効です。
  • ワークライフバランスの改善:働き方を見直し、プライベートの時間を確保することで、仕事と生活のバランスを改善することが重要です。
  • メンタルヘルスのケア:職場のメンタルヘルスサポートや外部の専門家とのカウンセリングを利用することで、心の健康を保つことができます。

仕事の問題に直面しても、それを乗り越える手段は多くあります。自分自身で解決策を見つけ、実行に移すことが、より良い職場環境への第一歩となります。また、転職エージェントなどの外部の支援を活用することも、新たな道を切り開く大きな助けとなるでしょう。

会社を辞めようと考えたら転職エージェントを活用しよう!

仕事が憂鬱だったり、仕事に行きたくなかったりする気持ちが拭えない場合には、身体や心からのSOSに耳を傾けてみましょう。

仕事に行きたくない、辞めたい気持ちに向き合って今後どうするかを考える必要があります。

例えば、自分に合う環境に身を置くことで、仕事に対してのやりがいを見出すことができるでしょう。

会社を辞めようと考えた時には、退職やより良い転職先を探すのをサポートしてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。